後見人候補者名簿に登載されました
先日、リーガルサポート東京支部の後見人候補者名簿登載式がオンラインで行われました。
5月上旬に研修を終え、名簿登載への申請をしておりましたが、これで晴れて後見人として東京家庭裁判所の後見人推薦名簿に登載されることになります。
元々司法書士を志した一番の動機は、困っている高齢者の方を手助けできる後見人になれること、でした。実際に司法書士に合格してからは、やはり最初は司法書士として基本となる登記業務を身につけたいとの思いもあり、司法書士法人で経験を積み、後見に関しては、法定後見の申立、任意後見契約のお手伝いにとどまっていました。
家族信託を手掛けることも多く、信託と後見を比較してご説明することもよくありました。
そんな中で、信託は確かに柔軟で魅力ある制度ではあるけれど、実際の後見業務を経験することなく比較してもよいものか、という疑問が自分の中に沸いてきました。相談してくださった方の状況に併せて、最善と思われるご提案ができるよう、自分自身の幅を広げる必要があると感じていました。
コロナ禍でリーガルサポートの研修が1年間なかったことその他の影響で、独立してから1年以上経っての後見人名簿登載となりましたが、これから少しずつ後見人としての経験を積んでいけたらと思います。